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No.10PS4・PS5コントローラー

PS4・PS5のアナログスティック修理方法|ドリフト症状の原因と交換手順を解説

PS4PS5DUALSHOCK 4DualSenseドリフト
PS4・PS5コントローラーのアナログスティックドリフトを表すイラスト
修理した機種
DUALSHOCK 4(CUH-ZCT2J)/DualSense ワイヤレスコントローラー(CFI-ZCTシリーズ)
症状
スティックドリフト
作業目安
1〜2営業日
料金目安
約4,400円2026年8月現在
結果
修理成功

料金目安は修理費用の目安です。修理料金が税込8,800円以上の場合、当社からお客様への返送料は無料です。代金引換手数料はお客様負担です。

PS4・PS5のコントローラーで多い故障の一つが、アナログスティックのドリフト現象です。スティックに触れていないにもかかわらずキャラクターが勝手に動いたり、視点が一定方向へ移動したりする症状で、ゲームを快適にプレイできなくなります。

特にPS4のDUALSHOCK 4やPS5のDualSenseでは、長期間使用することでアナログスティック内部のセンサーが摩耗し、ドリフトが発生するケースがあります。今回は当店で行うPS4・PS5コントローラーのアナログスティック修理・交換について解説します。

PS4・PS5のアナログスティックが故障する原因

アナログスティックは、上下左右の入力を検出するためにポテンショメータなどの部品を使用しています。長期間の使用によって内部の接点が摩耗すると、スティックを操作していない状態でも入力していると誤認識され、ドリフト症状につながります。

また、スティックを強く押し込む操作や落下による衝撃、ホコリや異物の侵入なども故障原因になります。

修理前には、本体側の設定やゲーム側の入力異常ではないことを確認します。そのうえで別のゲームやコントローラーでも症状を確認し、アナログスティックそのものに問題があるか切り分けることが重要です。

分解したPS5 DualSenseの左右アナログスティックと内部基板
DualSenseを分解してアナログスティックを確認

PS4・PS5アナログスティック修理の基本

アナログスティックの故障が確認できた場合、基本的にはアナログスティックユニットの交換を行います。

PS4のDUALSHOCK 4、PS5のDualSenseともに、コントローラーを分解して基板を取り出し、基板上に固定されているアナログスティック部品を取り外します。

アナログスティックは単純にコネクタを抜いて交換するタイプではなく、基板へ直接はんだ付けされています。このため、修理にははんだごて、ヒートガン、吸い取り線、はんだ吸い取り器などの工具が必要になります。以下は当店で行う修理内容であり、一般のお客様による分解を推奨するものではありません。

アナログスティック交換の手順

まずコントローラーを分解し、バッテリーを取り外します。次に基板を取り出し、アナログスティックの裏側にある複数のはんだ接合部を確認します。

古い部品を取り外す際は、はんだを十分に溶かしてから吸い取ることが重要です。無理に部品を引っ張ると、基板のパターンやスルーホールを破損する可能性があります。

特にPS5 DualSenseは基板を傷めてしまうと、単純なアナログスティック交換では対応できず、基板修理が必要になる場合があります。

基板側に残ったはんだを除去し、新しいアナログスティックを正しい位置に取り付けます。各端子をはんだ付けした後、ブリッジ(意図しないはんだのつながり)やはんだ不良がないかを確認します。

交換作業が完了したら、コントローラーを組み戻す前にアナログスティックの入力を確認します。左右・上下の入力だけでなく、スティックを離した状態で入力値が安定しているか、最大入力まで正常に反応するかを確認することが重要です。

ドリフト症状が改善していても、ニュートラルポジションがずれている場合があります。このため、必要に応じてゲーム側の設定や対応するテスト環境でキャリブレーション・入力確認を行います。

コントローラー基板上のアナログスティックユニットをはんだ作業している様子
基板上のアナログスティックユニットを交換

ソフトウェアの矯正で対応可能な場合も。

PS4・PS5のコントローラーで発生する「アナログスティックが勝手に動く」「中央に戻らない」といったスティックドリフトは、アナログスティック交換後のキャリブレーション不足でも発生します。ここで利用できるのが「DualShock Calibration GUI」です。

対応するDUALSHOCK 4やDualSenseをUSBケーブルでパソコンへ接続し、ブラウザ上でコントローラーを認識させます。その後「Stick Center Calibration」でスティックの中心位置を補正し、「Range Calibration」でスティックをゆっくり円状に動かして可動範囲を調整します。まず一時的なキャリブレーションで動作を確認し、問題がなければ「Save changes permanently」で保存します。

ただし、物理的な摩耗や破損によるスティックドリフトを完全に修理できるわけではありません。あくまでキャリブレーションで改善できる場合に限られます。

参考URL:DualShock Calibration GUI

DUALSHOCK 4をパソコンの補正画面へ接続して入力を確認する様子
補正画面でスティックの中心位置と入力範囲を確認

PS4・PS5アナログスティック修理は基板作業が重要

PS4・PS5コントローラーのアナログスティック修理は、部品を交換するだけに見えて、実際には基板からの部品取り外しと精密なはんだ作業が必要な修理です。

特に基板のランド剥離やパターン断線を起こすと修理難易度が一気に上がるため、作業前に基板の構造を確認し、適切な温度・熱量で作業することが重要です。

ゲーム機修理マンではPS4・PS5以外のコントローラー修理も受け付けています。

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